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2021年1月12日

 

免疫力と食物繊維

 体温が1度下がると、自然免疫力が30%低下するといいます。

 シンガポールは常夏ゆえに、よほどの人でもそれなりに免疫力を維持できるが、寒いところなどでその人が発症するかどうかは、「自然免疫」による。

 「獲得免疫」は症状が治ったり、ワクチンから得るものですから、これはまた別。

 さて、人間の免疫細胞はその7割が腸に集まっている。

 なぜかというと、異物の多くが口から入って、消化器官を通じて、体内へと吸収されるからです。その入り口は口(喉)であり、そして腸である

 空気1㎝³あたり、1000個の細菌やウイルスが存在するといいます。

 どんなに清潔に見える水や食べ物、ノラ猫、脂ぎったハゲおやじからスラッとした絶世の美女まで、その体表面は、顕微鏡で見れば細菌やウイルスだらけで上を下への大騒ぎ。

 それらから身を守るのが免疫機構ですが、腸は対異物最大の前線基地である。

 そう、自然免疫力の前提は、腸内フローラ。腸活っすよ、腸活。

 これが優れている人は感染症にかかりにくいと、順天堂の先生が書いていた。

 1日玄米4合も食べていた戦前までの日本人は、1日35グラムもの食物繊維を摂取していたそうです。

 これが、日本人の遺伝的体質に合わない食生活の欧米化で、現代では推奨量12gでさえ怪しい。

 そのため、日本人として自然免疫力を高めるためにも、かつての日本人には不可欠であった食物繊維は、より意識して摂取したい。

 毎日食べる主食から摂取した方が効果的だし、しかもおいしい。

 そうです。

 お気づきのように、不溶性繊維は「胚芽精米」だし、水溶性繊維は「もち麦くすもち二条」がおすすめですよ奥さん、というお約束の宣伝です。

 毎日食べたらあなたの腸内フローラが活性化、免疫細胞も槍をりゅうりゅうとしごいてウイルスを撃退するのであります。

 戦中は「最低でも7分づき米」と推奨した厚労省なんだから、なぜこういう時こそ食物繊維をもっと薦めないんだ!?

 「くすもち二条」は値段もちょっと高いですが、なにせ食べやすいし、しかも美味しい。

 繊維質ゼロな白米派の方には、これは特におすすめ。透明感のある薄黄色いゼリーのような、ツルプチンとしたクセになる食感が特長的です。

 視覚的も美味しそう。

 押麦と違ってボソボソ感が無いので、離乳食後でも、白ごはんが食べられるのなら大丈夫(だと思います)。

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