創業7年目の稲造米穀店に関する極秘レポート

2021年1月12日

１．企業体質

　稲造米穀店は創業丸7年。商才乏しく、未だに小さな米屋です。

　零細ならでは、精米日当日配達という風の如き機動力と、目の行き届いた商品管理が、弊社のセールスポイントです。

　最大のデメリットは、人員に「代わりがいない」こと。つまり社長の健康こそが、商売の前提となっております。

　弊社は、星州最強の日系ブラック企業を自称しておりますが、それゆえに雨にも風にも常夏の暑さにも負けない、丈夫な体を持たなくてはならない。

　発熱なんかしたら、この国では配達もできませんし会社施設への立ち入りさえ禁じられる。

　もっとも、社員の健康サポートは今や常識。

　皆さんお勤めのホワイト企業は、本給以上に手厚い福利厚生や、メンタルサポートまで充実していることでしょう。

　弊社の場合は、年中無休なわがまま放題のワンマン体質が仇をなし、社長が長期入院などしようものなら、もはや倒産覚悟のがけっぷち。

　弊社取り扱い商品のコンセプトは、まさにここにある。

　ふつうは担当チームが綿密なマーケティングを実施したうえで、ＺＯＯＭ課長が取り仕切って販売を検討するのでしょう。

　しかし、弊社の場合は

　「事業継続のため、社長の健康にいい影響を与えるか」

という基準なのです。

　体に悪いものはバカ売れするものでも絶対いらぬという、なんたる傲慢！なんたるワンマン！

　起業した頃は、夜な夜なＫッＰージや××―ドタワーで豪遊する(家庭ではよき父だろう)若いお父さんたちのように、「老い」なんて全く意識しませんでした。

　あれから7年。

　遠くを見るとピントがずれるわ、髪は細くなるわ、固形ルウだと胃がモタれるわ、寝ても疲れが残るわで、健康をより強く意識するようになっています。

　そうしないと、みなさまにお米を届けられない。

　そりゃ困る、あんたには健康でいてもらわないと、というお客さんが本当にいてくれたら、涙がにじむ(かも)。

　弊社のラインナップはそういう意識下で、ＨＰトップの秋田美人の旗の下に集ったような、メンバー構成となっています。

　農薬は少ないし、無添加だし、肉よりＥＰＡ＆ＤＨＡだし、さらに食物繊維も意識する。

　ちょっと高いんスけどね。仕方ない。無添加だとか、上質な品は仕入値からして高いが、健康のためにも背に腹は代えられぬ。

　新年早々、企業体質のカミングアウトから始まりましたが、本年もどうぞよろしくお願いします。