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能登の天然海塩「珠洲(すず)の塩」、ようやく入荷しました。詳しくはHP商品欄をご覧ください。

しかし、精製塩の食塩相当量(塩化ナトリウム量)が99.5%超に対して、この塩は91.7%。これこそが、精製と天然の差です。

精製塩の「イオン交換膜法」は、電気分解により海水から塩素とナトリウムだけを取り出す。

これ、やっぱすげーしょっぱい。「単純に塩っ辛い」という表現がぴったり。

海水にはもともとカリウムが含まれていて、これは体内の過剰なナトリウムを排泄する。でも、精製塩はこれがほぼゼロ。

「現代人は塩分過多」っていいます。そりゃ天然塩100%の昔と違って、塩は「塩化ナトリウムのみ」なんだから、そうなりますよ。

参考までに、「珠洲の塩」のミネラル含有量(/100g)。

・ナトリウム 36.1g
・マグネシウム 457mg
・カルシウム 228mg
・カリウム 176mg
・その他、能登の海に含まれる微量ミネラルすべて

火山灰土の日本はミネラル成分に乏しい軟水ですが、昔の人は塩からそれを補っていたわけです。

思ったより肌理が細かいです。

おにぎりに、お肉に…なんてカテゴリーはなく、どんなシチュエーションでも使える、家庭向けの塩です。

上品。

薄味ってわけではない。確かにしょっぱいんですが、塩っ辛くない。マグネシウムの苦みなどと混ざり合うのか、複雑にして深遠。

塩が、食材から甘みを引き出すのでしょうか。無駄に調味料入れることもなくなる。

本物の和食って、「塩を選ぶ」っていいます。

「こういう塩使ってるんだろうな」

って感じますよ。そして、普通の外食がいかに濃い味付けなのかも、知ることになります。

家庭塩は、味噌や漬物でも作らない限り、100gあればしばらくもちますよね。

だから、塩はちょっと高くても高品質な方が、心身に満足を与える。生活の質に占めるこの価値は大きい。

自分で料理する人には特に。

塩麹用に、150gもあります。