二千年後の君へ～日本人と星州人のおばあちゃん～

2022年8月3日

日本人の遺伝的背景として、近いと思われる韓人とは思った以上に遠く、現代華人の多数派とは、もっと遠い。

和人ＤＮＡの4割近く占めるのが、弥生時代まで日本列島にいたとされる縄文人。

一方、華韓人には縄文人と同じＤＮＡがほとんど見られないため、和人の祖は大陸を素通りしたみたい。

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和人ＤＮＡ残りの6割は、3割ずつが北京より北の華北部か、上海より南の南部にルーツを持つ。

北部は、古代から万里の長城を超えて異民族が頻繁に乱入したため、黄河流域の農耕民と遊牧民の混血になる。

古代華の王朝は、今のピョンヤン付近までを直接支配し、その先の朝鮮半島を間接支配した。

王朝が交代して混乱が起こるたびに、ピョンヤンの華人たちが、どっと日本まで逃げてきた。

現代朝鮮ＤＮＡは、この華人系に、もっと北のシベリア＆満州系と、縄文人とは異なる原始人をベースにしたミックス。

同じ言語・文化系統の日本人とは、3割未満のＤＮＡしか共有していなかった。

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日本に稲の水耕栽培を伝えたのは、今の上海かいわいの人々。

この付近では7500年前から稲作が始まっていたが、漂流や戦乱により、東シナ海を超えてはるばる日本にやってきた一団がいた。

そう、越光（コシヒカリ）のご先祖様とともに。その第一波こそが、3000年前に弥生時代の幕を開ける。

当時の上海人は、漢民族とは異なる容姿の、「越人」と総称される異民族。文字通り、今のベトナム（越南）人に近い人種とされた。

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多くの中華系星州人のルーツは、19世紀に福健や広東から来た人々。

先述の通り、古代においての上海から南の華沿岸部は、日本に水耕栽培を伝えた越人のナワバリだった。

つまり和人と華星人は、越人を通じて同じDNAを共有する。2000～3000年前までさかのぼれば、ご先祖様は同じ水田でお米を作っていたかもしれない。

二千年後の君と同じDNA、はるか長江流域で同じ歴史も共有している。そして、和人と華星人は、越のお米でもつながっていた。

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この夏は、古代中華の戦乱を描く「キングダム」にどっぷりハマってですね…

俺たちのご先祖様は、あの時代を同じ場所で生き、そして同じお米を食べてたんだ

と、Tシャツ＆短パン＆ビーサンwith黒縁丸眼鏡というおなじみの華星おばちゃんに、なんか妙な親近感わいたｗ