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2020年12月23日

 

ご飯パンに挑戦

 きたきた。

 日本から早速届きましたよ、ホームベーカリー(HB)。注文から約10日。稲造は当日配達だけど、アマゾンは10日で国境をまたぐ。

 まぁ、時期的にこの年でMerry Xmas For Meとなったのが、ちょっと切なくはある。

 さて、HBはパンの他に、餅、そば、うどん、甘酒、機種によってはヨーグルトまで作れてしまうという、超便利な調理家電。

 前回も述べましたが、もともとはもち米が余った場合、なんとか自家消費しなければならないという切実な理由で、日本から取り寄せたんです。

 シンガポールにも確かに外国メーカーのHBがありますが、やはり機能が日本的ではない。

 そんなわけで必ず変圧器を通さないと、ボンッ→シュ~でその晩は悔しくて眠れなくなります。

 1斤用ですが、本体は思ったより大型。5合炊きジャーくらいで、少々丈が高い。

 重さは5合用のジャーより若干重めと、電子レンジの横に並んで、ちょうどいい大きさ。

 で、メーカーが製作したレシピ本が同封されていました。

 普通の食パンから、ブリオッシュ風食パン、角食パン、ライムギ食パン...と全部で17種類。

 他、イチゴ練乳パン、マロンブリオッシュ、チョコリッチパン…とOLがつまみ食いしてそうな菓子パンアレンジまで加えたら、約30種類のパン作りが紹介されています。

 パンに対する造詣は皆無ですが、ご飯同様、パンも様々な具材との相性が抜群。工夫次第でどうにでも調理できるようでした。

 HBの弱点は、生地をコネコネしていろんな形のパンが作れるわけではなく、食パン型の形しか作れないことです。

 さて、最大の注目は、やはり「ごはんパン」。

 もう本当にその名の通りで、ご飯をつぶしてパン生地に練り合わせ、イースト菌を混ぜてそのまま焼きあげる。

 試しにググってみたら、

 「中は驚きのモッチモチ、ミミはこんがりサックサク、紹介レシピで人気ダントツの1位!」

みたいなのが出てきた。

 粘り気の強いお米に慣れた日本人ですから、モチモチ感がツボをつくのかもしれませんね。

 ちなみに、私は「こんがりサックサク」の方にインスパイアされましたが。

 だが、いちおう米屋の端くれ。

 蛇の道は蛇といいますぜ、旦那...と私のゴーストが時代劇の密偵風にそうささやいた。

 早速これを作ってみようと思い、近くのフェアプライスファイネストへ行ってみた。

 外食率が高く、仮に作ってもヘルパーさんの仕事であることが多い(っぽい)シンガポール人の家庭で、

 「パンを焼く」

なんて、少なくとも炊飯の何倍も面倒で高級な趣味を持った人が、一体どれだけいるかは不明です。

 麦系に関しては、欧州系の奥さんたちが主な購買者層なんですかね。

で、ちゃんとあった。

 パン用の小麦粉(強力粉)と、イースト菌。強力粉は1キロ3ドル未満で、イースト菌が小さな包み3袋で4ドルくらい。

 知りませんが、これで4斤は作れるのでしょうか。

 精白していない全粒粉(米でいう玄米)もあった。もしこれでパンも作れるのなら、栄養価はだんぜん全粒粉だし、ぜひこちらで試してみよう。

 さて、ご飯パンは玄米からでも作れるという。

 モッチリ度日本一、稲造のヒミツヘイキことミルキークイーン玄米で、もっちりもちもち玄米ご飯パン。

 雑穀米パンもありだし、うちの「くすもち二条入り十九穀米」を入れてみよう。

 ご飯にもち麦混ぜて食べるのと同じでは?

と突っ込まれそうですが、そりゃあ、胃に入ればごちゃごちゃだし、栄養価を考えれば確かにそうだが、「パン」として食べることに価値がある。

 HBでは、ピザ生地、インド料理のナン、ケーキなどなど、とにかく小麦を焼いて作る系統の料理は、だいたい大丈夫みたい。

 焼き時間は、最短2時間~最長で4時間ちょっとといったところ。うどんにもそのうちチャレンジしてみよう。

 追伸:

 パンにはだいたい砂糖も入れるのですが、これは体に悪い白砂糖ではなく、精製していない粗糖の方がいいと思います。

 (実は、まだ何も作っていませんが)