SHOW SIDEBAR
2021年2月3日

(1)状況説明

 当初、次回輸入は2月21日星州着の予定でした。

 前回、COVID19と米中事情の影響により、世界物流の大半を担うコンテナ船の動向が、とんでもない事態に発展しているとお伝えしましたが...

 なんと、秋田出港前の段階から、「3月7日着」と大幅すぎる遅延を宣告されてしまいました。


(2)新橋

 さらに10日は遅れると覚悟したほうがいいです。3月半ば過ぎ着。
 
 今のままだと売るお米がなくなります。どうしましょうか。

 冬の日本海は鉛色の「津軽海峡・冬景色」の世界。誰も無口に凍えそうなカモメを見つめているわけです。

 風の音が胸をゆする泣けとばかりに...

 これでは船が揺れて接岸できないし、暴風雪波浪警報なんて、北国の冬でしか見ないような警報がでて、コンテナを積めない。が、これは計算済み。

 船は世界中で遅れているというし、接続地の釜山港も大渋滞だというし、最大2週間程度は遅れるかと、早めに予約を入れたんです。

 私は幼すぎた。なんと、1か月超の遅船予測。

 このままだと、2週間近くじまいしなきゃいけない。

 しかもですよ、お母さん。

 許せないのが、1か月遅れの一方で、海上運賃MAXで3倍!

 稲造の配達がですね、15ドルの料金で配達は1週間後(くらい)...なんてやったら、普通につぶれるじゃないですか。

 海運業界はそれが平気の殿様商売。

 「そりゃヤクザよりひどい...」

って、香港マフィアだって同情をよせる。

 まったく、新橋で愚痴りあうB級サラリーメンズの気持ちが痛いほどわかりますが、もう犬に咬まれたと思って諦めるしかない。


3.対策

 コシヒカリ、ミルキークイーン、つや姫は、このままのペースで販売が続いても、2月中なら在庫は大丈夫でした。

 非常に寂しいことですが、1~3月でご帰国されるお客様が、例年比3~5割増しで多いと推測しています。

 それでもさすがに、1か月超もの在庫には自信がない。

 そこで、緊急事態宣言を発令します。早めに販売数量の制限をさせていただくことにしました。切れ目なくお米を販売させていただくためです。

 これら3品種は在庫が落ち着くまで、白米・胚芽精米ともに6キロまでの販売とさせていただきます。(様子を見て、また10キロにいたします)

 たくさん食べるご家庭には申し訳ございませんが、お徳用は当面「一般栽培あきたこまち10キロ」のみとさせていただきます。

 10キロ75ドル、5キロあたり37.5ドル「送料込」で、もちろん、出荷直前精米です。

 5キロ×2袋でも必ず冷蔵庫保管していただけるのであれば、これはおすすめです。

 「無農薬こまち」は、すでに在庫がほとんどありません。「特別栽培米あきたこまち」はまだ余裕がありますので、引き続き10キロまで大丈夫です。