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2021年4月28日

 

ねぇお母さん、聞いて聞いて!

去年、ノーベル賞の本庶先生が、

「新型コロナはRNAウイルスのため、非常に厄介です!」

と話していたんだ。これを聞いてね、

①なぜ厄介なのか?が即座にわかった
②???になって調べてみた
③???のまま聞き流した

人々がいると思うんだ。

僕はね、①の人になりたい。

つまり、③の人って、①より「わからない」から不安と失敗に陥りやすいはずなんだよね。

ついでに、女心がわからないお父さんは、いつもお母さんの地雷を踏むしね。

mRNAってね、DNAから転写される遺伝情報のこと。生物は、なぜDNA→アミノ酸→たんぱく質という、ダイレクトな進化過程をたどらなかったのか?

遺伝情報のコピーミスを「突然変異」というのだけれど、それがあまりにも多いと、複製がママのご機嫌みたいに?不安定で、生物は種を継げずに絶滅しただろうって言われている。

そこで、mRNAのワンクッションを置くことで、情報の複製を安定化させたんだって。

ね。思わず神の存在を信じてしまうよね。

で、この新型コロナ。DNAじゃなくてmRNA→たんぱく質合成でどんどん複製しちゃうもんだから、突然変異が早い。

だからワクチン開発も難航する...という意味で、本庶先生は「厄介です!」といったんじゃないかな。

と、③の人は直感的に思ったはずで、だから学校で勉強することには、大いなる意味がある。

でね、今投与が始まっているmRNAワクチンはね、ウイルスの全情報じゃなくて、宿主にくっつくための突起のmRNA情報を、人間の細胞に注入することで、それに対する抗体を作らせるんだって!

理論的には、ずいぶん前からあったんだ。

でさ、去年の1月10日に、そのとき、ある中国人医師がね、ネットに新型コロナのRAN情報を公開したんだ。

それでこの開発者は、対応するmRNAワクチンの設計図をすぐに作成したんだ。で、去年の12月には、早くも摂取開始。

その中国人医師がどうなったかは不明だけど、その攻防って、ハリウッドで映画化されるよね!