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2021年3月21日

 

海外では、納豆が高い。

日系スーパーで見る日本食材の中だと、日本価格と最も乖離した商材1つではあるまいか。(特売品を除く)

ゆえに、隠れ納豆自作邦人は、多いはずだ。

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作り方は、想像以上に簡単。

1.乾燥大豆を水で戻す(12時間程度)
2.柔らかくなるまで煮る(圧力鍋だと15分程度)
3.市販の納豆を利用し、納豆菌をアツアツ煮豆に混ぜる
4.40度前後で発酵させる(24時間)
5.冷蔵庫で冷やす(1~2日)

これだけ。

合計3日はかかる。発酵の適温環境は食品によって異なるが、納豆は40℃前後がベストらしい。

発酵温度を設定できるヨーグルトメーカーがあればいいが、保温機能のある電気鍋(ジャーや圧力鍋)でも代用可能だ。

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市販の納豆1パックが50g程度だから、秋田大豆300gだと6パック...?

え!少ない!コスパ悪い!

なんて安直に思うなかれ。水を吸うと、300gがブワワっと驚きの膨張率で実質1㎏超に。パック数にしたら、わずか5ドルで20パック相当。

しかも100%国産大豆。「国産大豆使用」って書いてあると、「中国大豆100%」よりも、絶対手が伸びるでしょ?

あれ、100%じゃなくて実は5%以上入ってればそう銘打てる怪しさがあるんだけど、稲造大豆は正真正銘100%秋田産。

明治屋だと納豆3パックで4.5ドルくらい。20パックだと約30ドル。これを家族で毎日食べたら、納豆代だけでなんと年間13万円超。

稲造の無農薬こまち10キロを毎月買うより、年額換算なら納豆代の方が高い。

駐在3年の任期で考えたら約40万円。バリに家族旅行してお釣りがくる計算ではないか。

もしあなたが、刻々と上がりゆくタクシーのメーターが気になる正直者にも関わらず、海外で納豆を買い続けるなんて、狂気の沙汰のご乱心。

算数の苦手な人以外は、絶対やめるべきだ。

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徳川家康は、チリ紙1枚倹約して天下を取った。黒田官兵衛は、普段はボロをまとって倹約を重ね、九州を平らげた。

歴史は、「倹約は経営者の必須条件である」と語っている。

経営者といっても、社長だけではない。あなたは家計の経営者であり、あるいは一家の主である。

もし家康の遺訓に説得力を感じるのであれば、「たかが納豆」などと鼻で笑ってはいけない。

倹約とは、家康のようにチリ紙1枚を無駄にしない行為の積み重ねだ。安い!コスパ最高!に目を輝かせる「ケチ」とは、完全に別次元なのだ。

あなたが投資家なら、倹約社長とケチ社長のどちらに投資するだろうか?

ゆえに、あなたが健康意識の強い納豆ヘヴィユーザーなら、選ぶべき道は1つしかない。

毎日の納豆は、自分で作る!

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飲酒喫煙、砂糖や脂質類の取りすぎ…つまりお金を払って不健康になる人が大半の一方で、倹約も兼ねて好きなだけ自作の高級納豆を食べる奇特な人がいる。

どちらの家にお金が貯まり、健康的な人生を過ごせるだろうか?

つまり、坊主頭と納豆自作には、メリットしか見当たらないのだ。

いい豆を使って納豆を自作すれば、何か月も冷凍された輸出納豆よりはるかに美味しく、かつ、日本で買うより断然安上がり。

その満足度は山よりも高く、幸福度は海よりも深い。

「うちは、納豆を自分で作ってるんですよ!」

なんて聞いた日には、この稲造、男一匹、欣喜雀躍とするのであった。

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秋田大豆リュウホウは基本大粒のため、納豆に向くかちょっと不安...でした。ひそかに1周り小さな粒も仕入れていたため、こちらも販売してみようと思います。

リュウホウの商品欄から、「大粒」「小粒」を選択できます。ただ、小粒といっても、星州スーパーのカナダ・中国大豆よりも1周り以上大きいです。