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2021年6月20日

昨年8月から、船の遅れと海上運賃の爆上げはとどまるところを知りません。

現在、ロサンゼルス沖と中国のどっか沖では、未だにコンテナ船が渋滞中とのこと。その玉突きで、欧州でもアジアオセアニアでも、コンテナ船の予約もスムーズではない。

シンガポールではタンジョンパガーやイーストコーストからコンテナ船の航行がよく見えますが、米中沖ではあれの密度が凄いみたい。

原因は、経済回復による需要増大の一方、船員(多くが途上国の人々)や港湾労働者をコロナ罹患や隔離で確保できず、港の処理能力が落ちているから。

(船会社の便乗値上げも絶対あるだろコノヤロー!)

ってか、爆安イメージが強いDonDonDonkiも、最近何気に高くね?って思いません?

しかし、弊社のような零細企業が素直に2ドル(3%とか)値上げしたら客離れ2割覚悟ですが、ドンキは5.3ドルを5.8ドルと10%も値上げしたところで、あまり気にならない人は多いんじゃないのかな。

イメージに根差した消費者心理とは、そういう合理性を欠いたものだったりします。ご自身の購買行動はいかがでしょうか。

弊社も2月からあおりを受けている状態ですが、航路によっては海上運賃4倍、遅れ1か月なんてところもあるようです。

え?市民生活に影響でないの?と思いますが、実際、弊社は受けているのだから、稲造ユーザーの皆様にも確実に影響が出ている。

日本の製造業も大変みたいで、そりゃあ、鈍行列車に特急料金払ってるのに、原料や部品確保できないなんて、ひどい状態が続いているみたい。

コメを世界中に輸出するタイにおいても、輸出コンテナが確保できず、さらに運賃爆上げで、安くて当たり前のタイ米価格に影響でていそうですよね。

ワクチン接種が途上国までいきわたらないと、この傾向は変わらないかもしれません。

というより、海運業界の体質もあると思いますが、遅れはなくなっても、一度上げた運賃は戻さないかもしれません。