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2022年12月23日

 浸水量は、基本的に米体積の1.2倍といわれています。米1合は180㏄だから、水220㏄くらい。

 しかし、これはあくまでも基本。品種、白米/胚芽精米/玄米などの米タイプ、浸水時間、あるいは炊飯器のレベルによって、水量は結構変わってきます。

 個人的好みとしては、1.2倍は少ない。

 行列に並べない私は、浸水時間ゼロですぐ炊飯(しかも早炊)します。そのせいか、水量は米に合わせて1.5~1.7倍くらいだと、私のジャーならほど良く炊きあがる。

 各家庭で好みもジャーも、使っている水までバラバラですし、「これが正解」というのはない。

 米に対する水分の浸透度が異なると、食感がかなり変わってきますし、そのお米本来の甘みなどのポテンシャルが、十分発揮されません。

 浸透度を高める手段としては、

①冷水を使う
②適度な浸水時間を確保する

 この2つ。

 冷たいと、早く、しっかり芯まで浸透します。浸水を冷蔵庫内でするのもおすすめ。

 日本産以外のミネラルウオーターは基本硬水(カルシウム・マグネシウム濃度が高い)ですから、お米がゴワゴワになってしまいます。

 「適量」とはいかほどか?

 釜の目盛には、100%頼らない方がいい。釜をしっかり水平にして、しかも水平目線で検分しないと、たいがい目盛からずれるからです。

 5~10%水量が違うだけで、食感がかなり違ってきます。

 きっちり図るためには、

①研いだ後、金ザルで水を切る
②米と同じ軽量カップで、水量を測って入れる

 この2つを実行すること。

 例えば、ミルキークイーン白米なら、私個人には米体積の1.6~1.7倍がベストな水量です。1カップ180㏄に対して、約300㏄の水。やはり、目分量ではなく、計った方がうまく炊けます。

 以上、すでにご存じかとは思いますが、美味しいご飯の炊飯には、ジャーのレベルほどに水管理も大切という、基本的な話でした。

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