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稲造米は、大きくて粒ぞろい

稲造米穀店は、「1等米かつ最大サイズの1.9ミリ幅の玄米だけ」という高基準をクリアしたお米だけを仕入れています。

 日本のお米には、整粒歩合に応じて1等、2等、3等、規格外と4つの等級があります。


玄米検査。水分15%以下が良好

 

 整粒歩合とは、字の通り、玄米がきれいにそろっているかどうかのレベルです。お米は育成過程で障害を受けることにより、着色することがあります。これが1000粒に1粒以下の割合だと、晴れて1等米という基準になります。

 サイズ規格もあります。収穫されたお米は大きさがバラバラで粒がそんなにそろっていないのですが、玄米の横幅に応じて最大1.9ミリから0.5ミリ刻みで1.75くらいまでのサイズがあります。

 地方によって基準は異なりますが、東北はおおむね大き目。北陸はバラバラ。それ以南の関東から九州までは、おおむね1.85か1.80という、稲造のスタンダードサイズである1.9ミリから見ればもはや小粒サイズです。


 玄米の見た目が美しさだけではなく、大粒かつ粒ぞろい。これがおいしいお米の第一条件になります。

 

 

海原雄山も納得?一等米あきたこまち



 粒がふぞろいで小さいと、まず、食感が劣ります。



 「美味しんぼ」の第8巻において、美食家にして陶芸家の海原雄山氏が、



 「粒のそろっていない米はだめだ!」



と、おなじみの上から目線で喝破しておりましたが、実際その通りだと思います。



 本当においしいご飯は、小粒でそろっているのではなく、大粒でそろっていなくてはなりません。雄山氏のように、使用人に一粒一粒そろえさせるまでしなくてもいいわけですが…。



参考:Rocket News24

「美味しんぼの海原雄山が絶賛したコメの炊き方は本当にウマいのか?DangDang気になってきたので試してみた/コメの大きさを一粒ずつそろえて炊く」



 普段は関東や関西のスーパーで、いろいろ混ざったお徳用のお米しか買わない人には、食べた瞬間、はっきりとわかるくらいの違いだと思います。



 規格の落ちる2等米の1.85ミリ以下のお米というのは、最上級のお米と比べてしまうと、



 「本当に同じあきたこまちやコシヒカリなのか…」



と思えるほど、本当に見た目も悪いものです。米粒の選別というのは、それだけ大切です。選別していないお米は、当然安くなります。



 稲造米穀店は、「1等米かつ最大サイズの1.9ミリ幅の玄米だけ」という高基準をクリアしたお米だけを仕入れています。



 現在、シンガポールではなぜか、本当になぜか、日本で出回るものよりはるかに安価な日本米が、輸入されてきています。



 ジャポニカ種としてシンガポール市場で強いアメリカ米に競争できるようなコストにするため、相当に古い、品質が劣った、もはや加工用や飼料用に回るレベルのお米が輸出されているのだと想像できます。



 しかし、日本人が日本で普段食べることのないお米は、もはや「高品質」がセールスポイントの日本産品ではありあせん。



 同じ「日本米」というカテゴリーですが、弊社のお米とは全く別種であると思っていただけますと幸いです。