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2021年11月10日


家時間が増えたせいか、日本では高級米が好調なのだとか。

魚沼産コシヒカリと共に、今や日本品種の最高峰であるつや姫ですが、そのせいか卸価格が上がってしまいました。

申し訳ありませんが、新米の販売価格から少し上げさせていただきます。

〇シン・魚沼

魚沼産は市場にたくさん出回っていますが、モナリザみたいに偽物の方が多いです。

上越新幹線に乗った人はわかると思いますが、長野・新潟・群馬の県境に位置する、南魚沼郡のお米が本物。

具体的な自治体名でいえば、八海山の麓…南魚沼市、十日町、湯沢町、津南町、のあたりです。スキー場がある山奥です。

一方、平成の大合併で「魚沼市」に併合された市町村の魚沼産は、もともと値段が全然違う「新潟産」。

こっちは寒暖差が少ない平地ですから、本物とは生産条件から違う。

とりあえず、表示が「魚沼産」だけで差別化してない魚沼産は、避けた方が無難。

「うちは魚沼産なんだけどね」

と近所の人がサラッとマウンティングしてきたら、「で、魚沼のどこ?」と質問してみましょう。

〇シン・つや姫

山形県の認定者のみ生産であり、タンパク値6.8%以下だけが、「山形産・特別栽培米つや姫」を名乗ることができます。

基準に満たない「つや姫」もたくさん出回っていますが、弊社のように「山形産・特別栽培米」と銘打っているなら、おそらく大丈夫。

なんと、つや姫は販売にさえ山形県の許可がいります。正確にいえば、ブランド使用に許可がいります。なんせ、県運を賭けたブランドですからね。

以上、お米選びの参考に。