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2022年9月7日

・使途不明

エンゲル係数とは、消費支出に占める食費支出の割合のこと。

某無料雑誌で、「ある駐在員家庭の食費内訳」をみた。

30代のパパママにチビ2人という、典型的なモデル家庭。

え?内食900ドルに、外食400ドルで、合計1300ドル?

いやいやいや。

ボクのキャラ弁はまだしも、愛妻弁当まで作るとは考えづらい。星州人御用達のホーカーには行かないなら、サービス税10%の外食も高ぇだろ~。

パパの毎日の昼飯代に夜のカッページ代、ママのハイティー代、ボクの買い弁代に放課後の買い食い代等々。

使途不明金多数で、食費はこの1.8倍以上だと推定される。

個人的な話、自炊率99%超、夜遊びなし、コーヒーすら買わない修行僧さながらの出稼ぎ中年(←俺だよ、俺)になると、成長期の男子以上に食べてもせいぜい月300ドルくらい。

食べ放題のお米、納豆、味噌、漬物等々はすべて自社商品での自作。買うのは野菜と調味料程度。

健康に留意し、江戸時代さながらのメニューで自炊に徹すると、こういう感じ。

ちなみに、モデル家庭の平均的なエンゲル係数は22%、独身(単身)男性は27%だそうだ。


・QOL

主食たるお米にこだわって、自炊メインで食生活を組み立てられる人って、家事・家計管理等、他もしっかりしてるイメージ。

かつ、衝動的な散財も少なく、外食が多い家庭よりも健康的で、さらに収入の○○%は最初から貯蓄に回してそう。

計画的かつ無駄な散在がないからこその余力で、毎日の主食にこだわりをもち、料理する意欲と好奇心に富む。

したがって、食事等から家族全員が幸せを感じる機会も多い。

一方、外食コスパ悪すぎな星州で外食が多い家庭ほど、衝動的な散在も多く、貯まるものも貯まらないから将来が不安。不健康だからそれも不安。

つまり、食事から得られる家族の幸せの総量が少なそう…って、散々ディスりすぎスかねwすみませんねぇ、口が悪くて。

何が言いたいかというと、外食は帰国時までおいといて、

「食材にこだわって、自炊バリエーションを増やす」

と、生活の質(Quality of Life)が上がり、さらに、エンゲル係数は一気に15%未満になる。

仮に、夫婦仲がいまいちでも、パパが外のストレスを家庭に持ち込んでも、ごはんが美味しいと、なんかホッコリしません?

子どもだってほら、外食メインより、美味しいご飯を作るママにはより深い親密性を抱くし、お昼の口福で午後の充実度も違うはず。

…な~んて、エンゲル係数とQOLの関係から、幸せとは何か?という哲学的命題を長期目線で考えてみてもいいと思います、ハイ。