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へる減るHELL血と骨~動物の終わりの始まり~

2022年4月22日


人間、30過ぎて何もしないと、年に1%ずつ筋肉量が減っていく。

また、40を過ぎると体中に張り巡らされた毛細血管が、うまく機能しなくなる。

血流は体内の隅々に栄養を補給し、かつ老廃物を回収する。その、新陳代謝の要が通行止めになり、十分に血が通わなくなるから、老けてしまう。

また、動脈の血流が悪化する原因の1つに、肉食過多があげられる。

歯の進化を見ても明らかなように、人の歯は食物をすりつぶす草食動物型。犬歯が鋭くとがった、あるいは肉を引き裂く形状ではない。

何百万年と続いた石器時代は肉食メインだったかと思いきや、実は植物性メインだった。草食用の歯を持った人間の遺伝子だけが選択されて、今に至る。

狩りは命がけだし、基本はクマみたいにドングリや何かの実、あるいは食あたりを繰り返ししつつ、食べられる果物や野菜を見つけたのだろう。

人類が急速に肉を食べるようになったのは、この70年足らず。

「モリモリの欧米人は原始時代から肉食」かと思いきや、実は全粒粉の小麦やライムギパン、あるいはジャガイモや豆が主流であって、肉はやっぱりおまけ。

日本人も昭和中期まで1日4~7合の玄米食が基本。たまに魚のおまけがつくくらいで、ほとんどヴィーガンのような食生活だった。

肉食が過ぎると、体内に炎症物質が増えることで、血流や腸内フローラが悪化する。これは人種関係ない。代謝の主役である血管が目詰まりをおこすことで、老けちゃうわけだ。

じゃあどうすればいいのだろう?

老眼や白髪が生え、疲れやすくもなる35歳すぎのパパママ世代は、お肉や甘いものに目がない子どもの嗜好に合わせず、やはり野菜メインの食生活を意識するべきではないか。

いやいや、どんな食習慣もその家の勝手。いいんだよ、ホルモン剤と抗生物質たっぷりの特売お肉バクバク、植物油をふんだんに使った揚げ物でもお菓子でもなんでも。

で、躊躇なく老けてくれ。

しかし、食習慣は子供の人生(=将来の健康)をある程度決定づける。12歳までに舌の味蕾は成長が止まり、食の嗜好路線が決定づけられるからだ。

(この時期までにマックなんかのファストフードが好きだと、一生好きだという)

すると、

「野菜をいかに美味しく調理して食べるか」

というのは、子どものその後の食習慣と、忍び寄る老いに必死の抵抗を示す世代の大課題になりそうだ。

また、年を取るとカルシウムが溶けて頭蓋骨が小さくなっていくそうだ。でも皮膚はそのままだから、その差がシワやたるみになる。

つまり、男女問わず若く見える人ってのは、毛細血管も動脈もきれいで代謝が活発。かつ、頭蓋骨も減ってないからお肌がパン!と張った状態。まして適度に運動してるから、筋肉の衰えも少ない。

そういう食生活って何?を追求してみると、やはり人類の進化上にある野菜と穀物をメインにすることなんじゃないか。

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野菜でも肉でも、調理の際に「麹」をうまく利用すると、素材のポテンシャルが引き出されて、より美味しくなりますよ。興味のある方はググってみてください。